愛媛県出身陸軍軍人

■経歴
黒川将軍は愛媛県出身軍人の先達である。
建軍の頃から要職に就き西南戦争では別働第２旅団司令長官として指揮を執り
その後大阪、名古屋の鎮台司令官や第３、第４師団長などを歴任し明治二十六年より東宮武官長として後の大正天皇の御教育にあたった。
明治３０年には小松に帰郷。明治３６年３月に没した、享年６１歳。墓所は郷里の小松新屋敷養正ヶ丘にある。

■経歴
愛媛県士族 小原長継の子として愛媛県今治市に誕生する。西南戦争に少尉として、日清戦争には第３師団副官として出征している。
明治３２年以降　歩兵第４１連隊長、近衛歩兵第３連隊長を歴任し日露戦争には歩兵第１５旅団長として各地を転戦した。
戦後、歩兵第３０旅団長を経て４３年に後備役に編入された。
陸軍中将小原傳は実弟に当たる。

■経歴
愛媛県士族 小原長継の五男にして陸軍少将 小原芳次郎の実弟として愛媛県今治市に誕生する。
士官学校卒業後の明治１５年陸軍少尉に任官。以後各師団勤務を経て２０年陸軍大学校に入校し将官としての教育を受け卒業後、オーストリア、ドイツの公使館附武官を務め帰朝。
陸大教官を経て第１２師団参謀長として日露戦争に出征し井上光師団長を支えた。
戦後、野戦砲兵第３連隊長、４１年１２月には陸軍少将に進級。
対馬警備隊司令官、陸軍砲工学校長を務め陸軍中将に昇るとともに由良要塞司令官、第５師団長を歴任し大正７年４月に予備役編入となった。 昭和３年３月死去。