home > 都道府県別軍人 > 山口県

山口県出身陸軍々人 五

旅順攻囲戦に歩兵第18旅団長として参戦
平佐良蔵 氏名
平佐良蔵(ひらさ りょうぞう)

最終階級
陸軍中将 正四位勲二等功二級 男爵
生没年
1851年〜1912年7月5日
嘉永4年7月〜明治45年7月5日
<草創期 歩兵>

■経歴
周防岩国城下に父 平佐蕉雨と母 雪子の間に誕生する。
明治4年9月に陸軍少尉に任官し軍歴を始める。
西南戦争には与倉知実の第13連隊指揮下で奥保鞏大隊長の副官として熊本籠城を戦い抜きその後負傷している。
その後昇進を重ね25年12月には歩兵第10連隊長に就任し日清戦争に出征する。
戦役中に陸軍大佐に進み近衛歩兵第1連隊長を経て33年4月、陸軍少将となり歩兵第10旅団長に就任。
台湾守備混成第2旅団長を務め歩兵第18旅団長として日露戦争に出征し旅順攻囲戦や奉天会戦に参戦した。
戦後、陸軍中将に昇り第15師団長を務め翌年の明治40年1月に退役し明治45年に没した。




幕末、明治初期の動乱に戦線で活躍
宇佐川一正 氏名
宇佐川一正(うさかわ かずまさ)

最終階級
陸軍中将 正四位勲一等功二級 男爵
生没年
1849年12月24日〜1927年11月10日
嘉永2年11月10日〜昭和2年11月10日
<草創期 歩兵>

■経歴
周防國吉敷郡朝倉村(山口県山口市朝倉町)に誕生。宇佐川久平の嗣子で幼名を徳蔵と云い、後 英三と改めた。
幕末には国事に奔走し下関戦争などにも参加する。山口明倫館で学び維新を迎え「山口県脱退兵暴動事件」の鎮圧に参加の後伏見教導隊に入隊、明治6年の「筑前竹槍一揆」鎮圧にも参加した。
戸山学校に入り卒業後の7年7月陸軍少尉に任官し9月には征台の役にも参戦した。熊本鎮台附を命ぜられ「秋月の乱」の際には下関に出張、十年に西南戦争が始まるや乃木希典率いる小倉歩兵第14連隊に属し出征し各地を転戦の上戦傷を負った。
爾来累進し日清戦争には第1軍参謀副官として出征、戦後京城駐在武官となり陸軍大佐に昇進。第10師団参謀長、軍務局軍事課長、歩兵第20旅団長をを経て陸軍少将に進む。
日露戦争では軍務局長として任務を全うした。
41年12月予備役編入となり以後は東洋拓殖会社総裁として朝鮮に於いての拓殖事業など事業家として活動する。
昭和2年11月、79歳で没した。

inserted by FC2 system