高知県安芸郡室戸村浮津二九三番屋敷士族にして海南学校に学ぶ。
明治１９年 陸軍士官学校に入校し２２年７月 歩兵少尉に任じ、２６年１月 中尉に進む。
台湾守備歩兵第２連隊附などを経て日清戦争に従軍、３０年９月 大尉に進み歩兵第１６連隊中隊長に補せらる。
北清事変の後、釜山駐剳隊長を務め日露戦争では歩兵第１５連隊（新発田）に属し黒木第１軍に加わり鴨緑江右岸の日露戦争初の陸戦にて奮闘の中負傷し後送され病院に入る。
傷が癒えるや再び従軍し沙河会戦に参戦、楊城塞東方高地を占領する為終日の激戦により夜に入り遂にこれを陥落させたが戦闘中に喜代馬は敵弾に中り戦死した。
即日 歩兵少佐に進み功四級金鵄勲章、勲四等旭日小綬章を叙賜せらる。
妻 熊、嗣子 鷹雄が家を継いだ。