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軍人史跡 松江市

松江陸軍墓地

◆松江市の桧山トンネル上、開星高校近くに位置する緑山公園。
ここはかつて松江陸軍墓地として満州事変以降の戦没者が葬られていた場所であったらしい。
公園内、遊具を越えて奥に進むと石灯篭が建ち、それぞれ兵庫県出身の将校 磯谷廉介と本庄繁の書である。
さらに古い石灯篭を越えてある慰霊碑にこの場所の由来が簡単ではあるが記されている。
松江陸軍墓地 石灯篭 陸軍中将磯谷廉介謹書
石灯篭 陸軍中将磯谷廉介謹書
松江陸軍墓地 石灯篭 陸軍大将男爵本庄繁書
石灯篭 陸軍大将男爵本庄繁書
松江陸軍墓地 慰霊塔
松江陸軍墓地 慰霊塔全景
≪碑文より≫由来
此地は歩兵第六十三連隊の古志原移駐と共に陸軍墓地と定められ、満州事変には故陸軍少将飯塚朝吉他一八一名、日支事変には故陸軍中佐大村省吾他約二千名を更に歩兵第百六十三連隊始め多数部隊の編成と共にこれ等に属する戦没者がことごとく、この地に葬られた。
然るに終戦以来かへりみる者も稀であったのを昭和二十三年十月松江市宗教連盟及び松江市旧在郷軍人有志が墓地を整理し、本慰霊塔を建立したものである。
ここに終戦二十周年を記念し一部の補備改修を加え更に当山緑故の戦没者はもとより、松江市周辺の陸海空軍の戦没者を招魂し奉祀するものである。
松江陸軍墓地 歩兵第63連隊歌碑
慰霊塔背後にある歩兵第63連隊歌碑 昭和57年に建てられている。
松江陸軍墓地 個人墓の残骸
慰霊塔背後にはかつてこの場所に整然と並んでいたであろう個人墓の残骸が積まれていた…
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