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福井県出身軍人

樺太征討軍参謀長
小泉策郎 氏名
小泉策郎(こいずみ さくろう)

最終階級
陸軍少将 正五位勲三等功三級
生没年
1852年10月2日〜?
嘉永5年8月19日〜?
<草創期 歩>

■経歴
福井県の平民の家に誕生する。 明治5年3月召集兵として大阪鎮台18番大隊に入り軍曹心得、5月四等軍曹、6月三等軍曹、6年3月二等軍曹、5月一等軍曹と順調に昇進。
9月戸山学校に入り7年6月大阪鎮台18番大隊附を命ぜられ10月には陸軍曹長に任ぜられた。
8年3月歩兵第8連隊第1大隊副官となり9年11月より萩の乱に参戦し平定後に帰着した。
10年の西南戦争にも出征し戦中の3月陸軍少尉試補、4月陸軍少尉に任ぜられ5月名古屋鎮台歩兵第6連隊附、9月歩兵第8連隊附に転じ戦った。
12年2月第四軍管徴兵使を命ぜられ、13年5月陸軍中尉に進み14年4月熊本鎮台歩兵第14連隊第1大隊小隊長、5月には同連隊の第2中隊第2小隊に転じた。
16年6月より士官学校生徒大隊小隊長に補され7月第3生徒中隊第1小隊附に転任し、18年5月歩兵第3旅団参謀心得に補せられる。
19年〜21年の間には観兵式、陸軍始、天長節に於ける陸兵参謀を務め21年5月歩兵第3旅団副官心得に転任となった。
■日清戦争に出征
11月陸軍大尉に進み第3旅団副官に就き日清戦争を迎える。 28年1月第2軍に編入となり各地を転戦、2月には陸軍少佐に昇任し歩兵第17連隊第1大隊長、5月より第4連隊第2大隊長に転ずるが7月より病の為後送となった。
11月復帰し12月から第2師団司令部附となる。 29年4月臨時陸軍建築部仙台支部長、11月第2師団参謀、30年10月第2師団副官を歴任後、33年10月陸軍中佐に進み台湾守備歩兵第9大隊長に就任。
35年より歩兵第21連隊長に任命され36年11月陸軍大佐に進む。
■日露戦争、樺太征討
日露戦争が始まると同連隊長として出征し転戦、38年1月留守第21師団参謀長に転じ3月大本営附を命ぜられ樺太征討軍(第13師団)の参謀長として樺太鎮圧に貢献した。
戦功により功三級に叙され、再び歩兵第21連隊長に任ぜられ40年、後備役編入と同時に陸軍少将に昇った。

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