長野県出身陸軍軍人

■経歴
長野県士族 神尾平三郎の二男として生まれる。明治七年に陸軍教導団に入り卒業後、陸軍軍曹となり西南戦争に従軍。
１２年少尉任官以後累進、日清戦争の前後には二度の清国公使館附武官を務め日清戦争にも第２軍の参謀として出征した。
３０年１０月、陸軍大佐に進み近衛歩兵第三連隊長に就任。欧州派遣を経て第１師団参謀長、第１０師団参謀長を歴任後の３５年５月陸軍少将に進級とともに歩兵第２２旅団長に就いた。
日露戦争には乃木希典第３軍に下旅順攻囲戦に参加。
その後戦役中に遼東守備軍参謀長、清国駐屯軍司令官を歴任する。
戦後関東都督府参謀長、近衛歩兵第１旅団長を経て陸軍中将の進み第９師団長、第１８師団長を務め大正３年から始まる第一次世界大戦に於いては青島の戦いで連合軍を指揮しこれを攻略した。
青島守備軍司令官、東京衛戍総督を歴任後、大正六年八月に予備役編入となった。昭和２年２月死去。